私たち猪倉実習は北九州市八幡東区にある高槻・猪倉地域を拠点として、農業をベースとした地域活性化を目指した活動を行っています。高槻・猪倉地域は、北九州市の中でも過疎高齢化が進行している農村地域です。そんな地域の方々と私たち猪倉実習の学生は、農業を通じて信頼関係を築きながら、活動しています。
猪倉実習では、私たち学生と高槻まちづくり協議会にある里山の会部会が共同で農業に取り組む「共同作業」、毎週末、猪倉町にある猪倉サテライトに宿泊し、地域住民として農業に取り組む「宿泊作業」、高槻地域の買物難民支援や一人暮らし高齢者の見回り訪問、サロンを通した居場所づくりを行う「NPO法人わいわいたかつき」との協力、休耕田の利活用や地域住民の郷土愛醸成を図り、地元企業である無法松酒造とコラボレーションして、オール地場産業芋焼酎の生産・販売を行う「芋焼酎PJ」の様々な活動に取り組んでいます。
これらの活動以外にも猪倉町の町内会や高槻地域のイベントへの参加の他に、高槻まちづくり協議会の中に北九大部会という1つの部会を設置させていただき、外部から来る学生という立ち位置ではなく、共に高槻地域に住む住民として、イベント運営やまちづくり活動に携わらせていただいています。
実習活動を通して、農業のみならず、まちづくり協議会会員という立場でのまちづくりなど幅広く実践的に取り組み、地域の方々との信頼関係の築き方、地域に根差したまちづくり・地域活性化の方策について学ぶことができます。