石川敬之ゼミ

 

石川ゼミが目指すのは現実を正しく捉えるための能力を身につけること、そして、そうした能力を用いることで何らかの社会的課題に対して自分なりの知的貢献を果たすことです。こうした取り組みはいわば学術研究における基本的な実践ですが、本ゼミではこのような知的伝統に基づいて活動を行っていきます。

まず現実を正しくとらえるうえで必要となる思考法を身につけます。課題解決を求められる現象があった場合、そこではその現象をもたらしている原因について考えることが求められます。つまり因果関係を明らかにすることが必要となります。しかし、この因果関係の解明は容易ではなく、私たちはつい現象の表面のみを見てしまい、誤った因果推論を行なってしまいます。そして、ひとたびそのような誤った関係性を想定してしまうと、私たちは最後まで正しい課題解決の方法を導くことができなくなります。したがって、本ゼミでは、そういったことにならないよう、正しく疑い、考え、発想するための方法論を学び、知的リテラシーの修得に取り組みます。

一方、知的活動と実践的貢献を果たすためには、しっかりとした問題意識を持たなければなりません。世の中には、取り組むべき課題、考えなければならない問題がたくさんありますが、ゼミ生には、一体自分はどのようなことに関心があり、具体的にどのようなアクションを取るべきなのかということを考えてもらいます。そして、ゼミの時間において深いレベルのディスカッションを全員で行い、実際に研究すべきこと、課題解決に向けてなすべきことを考え、最終的にこうした知的実践を通じて得られた力をもって卒業論文の執筆します。以上の活動を軸としたゼミでの三年間は、なかなか厳しいものになりますが、皆、自らの知的成長を目指して頑張っています。