Super My color Project(SMP)

2017年11月14日
高大連携 八幡中央高校 やる気ぐんぐんプロジェクト

【SMPとは?】

近年、アクティブラーニングという生徒主体の学びの方法が必要とされていることをご存知でしょうか?これまでの机と黒板に向かって行う授業よりも、思考力・判断力・表現力を身につけたり、主体的に学習に取り組む姿勢を育む授業のあり方が求められてきています。

2014年から北九州市内のある県立高校で行わせていただいていたやる気ぐんぐんプロジェクトは3年間だったこともあり、2016年に終了しました。しかし、同高校から来年もぜひやりましょう!と言っていただき、今年も行うことになりました。そして2017年からは名前もプログラムも大きく変えて、新たに「Super My color Project」というプロジェクトを実施することになりました。

このプログラムでは、高校生にとっては主体的に学ぶ機会ができ、大学生はファシリテーションの経験を積むことができます。また、比較的歳の近い大学生だからこそできるプログラムでもあります。高校の先生と相談しながら高校生の状態も考慮して企画を立てるので、大きなギャップが生まれないようにしています。そのようにしてこの「SMP」が行われています。

【プロジェクトの内容】

今回の企画は「多様な個性や価値観を知ることでありのままの自分を見つめなおし、受け入れるきっかけを作る」ことを全体目的として挙げました。また、4日間それぞれ目的を設けて、その目的に沿った内容を考えました。

1日目は「様々な個性と出会う」ことを目的にして、クラスをバラバラにしたグループを組み、オリエンテーションを踏まえたグループ対抗のゲームを行いました。あえてあまり話した事がない人と同じ班になるように組み、その班で大学生が出すミッションにクリアしていくというものです。その日は体育館の中と外に分けて行い、外ではスタンプラリーの形式で、様々なところに立っている大学生にミッションを出してもらうようにしました。このような形をとることで、「次はあの大学生のところに行こう」などと自然に会話が生まれるようにしました。

体育館の中では高校生の想像力を膨らませるワークをし、「お城を作ってください」とだけ伝え、はさみ1つと白紙の紙を10枚配りました。各班のアイデアを尊重するため、あえてヒントはあまり伝えませんでした。そのようにして、初日は2日目以降の雰囲気作りと班のコミュニケーション向上を図る企画を行いました。

2日目と3日目は「相手の意見を尊重する」ことを目的に、1日目に組んだ班で教室にてコンセンサスワークを行いました。2日目は、「もしも宇宙で遭難したら…」というテーマで、宇宙で遭難したときに必要なものを各自順位付けし、その後班のメンバーとそれぞれの意見を交わしてもらいました。他者の意見や考えを聞いたり、自分の意見を共有することで、「たくさんの考えがあるんだな」ということに気づいてもらえるようにしました。

3日目も同じ目的で、班の一人ひとりに情報カードを数枚ずつ配り、誰にも見せてはいけないという条件のもと、白紙の用紙に地図を完成させて、宝の在り処を探してもらうというゲームです。すべての情報が行き渡らないと地図は完成しないし、宝の在り処もわかりません。人と話すことが苦手な生徒、人の意見を聞き入れることが苦手な生徒、紙にまとめることが得意な生徒、いろんな個性が集まっているからこそ新たな自分を発見することもできるし、人それぞれの個性を受け入れるきっかけになったのではないかと思います。

4日目は「ありのままの自分を受け入れ自信を持つ」ことを目的にこれまでの3日間での気づきや感想をアウトプットしてもらいました。改めて自分という存在を客観的に見てもらうために、あえて3日間一緒に過ごした班ではなく、元のクラスで行いました。そこで共有することによって、クラスのみんなが3日間どのような気持ちで、どのようなグループ活動をしてきたか知るきっかけにもなるし、今まで知らなかった友達の新たな一面にも気づくことができると思ったからです。

この企画を考える際に、いままでの「やる気ぐんぐんプロジェクト」とは少し違うことがしたいとずっと思っていました。教室の外で、できるだけ黒板を使わずに、非日常感を出しながら…など、やりたいことやしたいことがたくさん思い浮かびました。でも、ただ私たちがやりたいことだけをできる訳ではなく、この企画で高校生のみんなにどんな影響を与えられるか、コストはどれだけかかるか、どんなリスクがあるか、準備にどれくらい時間がかかるのか、などをすべて考えなければなりません。企画を立案してもそれが高校生にマッチしなかったらいけないため、事前に高校生の授業の様子を見学し、企画の進捗を高校の先生方に確認していただいたりと、本当に先生方の協力が重要でした。

この4日間のプログラムを通して良かった点、改善しなければならない点がたくさん出てきました。これらの反省を生かして、これからも高校生にとっても大学生にとっても良い効果をもたらすことができるような高大連携の形を創っていけるように頑張りたいと思います。

                   

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