コミュニティーワーカー実習

実習紹介

この実習では、ジェネラリストソーシャルワークの考え方を基に、地域を基盤とした総合的かつ包括的な相談援助を展開できるスキルを獲得することを目的とした実習に取り組んでいただきます。活動範囲は子ども福祉、障害者福祉、高齢者福祉、地域福祉等、広範囲に渡ります。子ども福祉の領域では、地域の学校へスクールボランティアとして入らせていただき、多様な子ども達との関わりを学びます。また、学校の先生方のお手伝いをさせていただくことを通じて、学校教育現場における福祉問題について理解することを目指します。特に特別支援学級や特別支援学校での活動を中心としています。障害者福祉の領域では、障害者福祉施設へ入らせていただき、業務補助、利用者とのコミュニケーションをとりながら、障害に対する理解、支援の基礎に関するあり方の理解などを学ばせていただきます。さらに、近年の福祉施設の課題である地域の社会資源としての機能を支援するため、コミュニティカフェの運営や、カフェでのイベントの企画・運営にも中心的な存在として、利用者の方々とともに取り組んでいます。高齢者福祉の領域では、地域の高齢者福祉施設(介護老人福祉施設等)へ入らせていただき、業務の補助、利用者とのコミュニケーションを行っています。これらの活動を通じて、介護を必要とする高齢者とのコミュニケーションのとり方、介護技術の基礎等について学びます。地域福祉の領域では、小倉南区になる徳力団地の自治会及びUR都市機構、その他市民団体と連携しながら、自治会活動の支援、団地住民への友愛訪問活動、子ども達を対象としたイベントの開催等を行っています。これらを通して、地域における福祉ニーズへの支援について学んでいます。

実習成果報告

 私は、これまで高齢者福祉領域の実習として、高齢化した団地の自治会支援を中心に取り組ませていただいています。その中で、独居の高齢者の方のお宅を訪問させていただく戸別訪問や、自治会で行われている様々なイベントにも参加させていただき、団地で生活されている方の輪の中で地域福祉について多くのことを学ばせてもらっています。今年は特に活動の幅を広げる機会を与えていただき、自治会・F-Coop・UR・北九州市立大学が協力してオープンした「おしゃべりカフェ」という「団地内の様々な方が集える場所づくり」の活動にも携わらせていただきました。継続的に活動を行わせていただけたおかげで、地域の方たちからも「北九大の学生さんいつもありがとう」と声をかけていただけるようになりました。私たち学生だけで出来ることは少ないですが、学生だから動けることや発信できることを見つけ今後も継続して活動に参加させていただきたいと思っています。

今年度の高齢化団地での支援実習では、今までの高齢者独居世帯への訪問活動や各行事のお手伝いに加え、小学生の夏休み期間に「ふれあい食堂~北九大生と食べよう・遊ぼう・勉強しよう~」という、いわゆる「子ども食堂」企画運営をさせていただきました。さらに、これまでの実習で「最近店員さんとくらいしか話せてない、寂しい」、「外に出る用事もないのに出るのは億劫だ」という高齢者の方々の声を何度も聞き、気軽に足を運んでもらえるような場所づくりが必要だと考えておりました。そして、高齢者の方のための寄り合い場「おしゃべりカフェ みんなの広場」を、自治会、F-Coop、URの皆様との連携によって、2016年12月16日に開設させていただきました。2年間団地に関わらせていただいたことで、高齢化に関する問題以外にも様々な地域の福祉問題がわかってきました。少しずつわかってきた課題を把握し、解決に向けて取り組んでいきたいと思います。