シニア体力アップ実習

実習紹介

シニア体力アップ実習は、平成29年度で9年目を迎えます。開設当初は市内の総合型スポーツクラブACEの指導を頂きながら今日まで至りました。この実習は春5回、秋5回に渡って開催される講座で、シニア世代の健康維持および体力増進を目的としたものです。学生が目的に合わせ教室の企画や運営などに関わっています。
本番では、学生が事前に調べた健康についてのトピックスを発表し、てんとうむし体操という転倒予防体操を行います。その後、エクササイズやウォーキング、オリジナルゲームなどを行い、整理体操をして終わるという流れです。
どのようなことをすればシニアの体カアップにつながるのか、健康への意識を高めてもらうにはどうすればよいか、簡単な運動の中で満足を得てもらうためにはどうするのか。カリキュラムを考える時点で、意識するべきことはたくさんあります。
また、こういった事業で一番大切なのは無事故であることです。安全を確保するためにまず求められるのはシニアという年代における体の特性について知ることです。学生には簡単にできる「後ろ向きに歩く」という動きだけでも、シニアには難しいことがあります。何かあったときの反応の早さも違います。プリントの文字の大きさひとつにも配慮する必要があるのです。参加者であるシニアの目線になってリハーサルを重ね、準備を万端にすることに加え、当日にも気を抜かず、身の回りにある危険を察知し、対処する能力も大切になります。
シニア世代は、学生に不備があっても「いいよ、いいよ」と許してくれるようなところがありますが、学生はそれを「許してくれた」と終わりにしてはいけません。今後につなげ、後輩を育てるためにもミスは全員で共有し、同じミスが起きないように、振り返りを徹底することを望みます。

実習成果報告

このシニア体力アップ教室は、学生のみで教室の内容を考え、進行します。参加者にはお金をいただくので満足して帰っていただかなくてはなりません。数ヶ月前から何度もリハーサルとミーティングを繰り返し、より良いものを目指して準備しました。今年二年生は、過去にやってないことをやろうと、様々な工夫を試みました。旬な健康話題をお伝えするトピックスの時間にはパワーポイントを使用してみたりしました。が、二年生は、学年の人数が少ないことなどもあり、上手くお互いが協力できていなかったり、学年同士で衝突することも多々ありました。しかし、そうして怪我なく全十回の教室を終わらせることができたのは、本気でぶつかり合えたからだと感じています。この実習は、参加してくださる人数のことや、開催する時間、そして教室の内容自体、もっともっと良くしていけるはずです。まだまだだと謙虚な気持ちを忘れずにこれからの実習にも取り組みます。

シニア向け健康づくり講座は、2年生が主体となり行う実習です。私たちは、1年を通して全10回の講座を開催させていただきました。普段の生活に役立つようなトピックスや脳トレ、学生と楽しく体を動かせるレクレーションやマッサージなどのカリキュラムの内容や、準備物はもちろんのこと、本番に向けてのリハーサルに向けての細かいスケジュール作成まですべて学生が主体となり活動しました。私はこの実習を通して先を見据えることの大切さを学びました。参加者の方により良いものを提供するためには、入念な準備が必要です。先を見据えてスケジュールを立てたおかげで、話し合いやリハーサルの時間も十分に確保することができました。こういった公開講座を通して学生と地域の方との交流がもっと増えていってほしいと思います。周囲の方への感謝の気持ちを忘れず、今後の実習に取り組んでいきたいです。